使い勝手や安全性も考えよう

コンクリートやモルタルなどへの塗装は、若者のDIYで流行っています。ちょっぴりサビつかせたり、メタリック系のデザインやヴィンテージ感などのインテリア装飾は流行りですから、そうしたインテリアアイテムに塗装することもあります。もちろん、下請け事業を請け負っていた父の場合には、現場塗装の吹付タイルのトップコートであったり、下塗りのシーラーとしてアクリル樹脂(熱可塑性)を使っていたようです。戸建住宅の外壁塗装もDIYで可能ですが、吹付タイルなどの複層弾性塗料として使われているのではないでしょうか。塗り替えとなれば、父親いわく、単弾性塗料が最適なんだといいます。最近では環境に優しい塗装・塗料が注目されていると思うのですが、もちろん、そうなれば価格も割高感があります。有機溶剤を使わない塗料なら、環境に優しい汎用的な塗料だといえますし、内外装の万能型といえると思っていますからおすすめです。ちなみに、DIYビギナーで、リメイクなどの流行りに乗っかって失敗した塗装も沢山あります。例えば、塩化ビニル樹脂を頂いたことがあったのですが、それ自体は、耐薬品性に優れた高性能です。でも溶剤に溶けにくく、付着性はまったくもって良くはなかったので、塗料には不向きだと思って、それ以来使う機会はありません。屋内用、屋外用がありますが、父親いわく、耐薬品性に優れているものの、溶剤の安全性の問題を指摘されました。今ではたぶん、一般の住宅の塗装に使われていることはないのではないでしょうか。

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